精神科訪問看護師はどんな仕事!? 1日の仕事の流れをご紹介

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精神科訪問看護師の持ち物について、ご紹介します。

精神科訪問看護の経験がない方は、1日の業務の流れが気になっているのではないでしょうか?

今回は、とある精神科訪問看護師の1日をご紹介します。

9時~情報収集と申し送り

その日に自分が訪問する利用者を確認して、カルテで情報収集したり、他のメンバーと朝のミーティングをします。終われば、訪問準備をして、出発です。

Check!訪問看護師のかばんの中には何が入ってるの?

訪問用のかばんの中には、バイタルサインセットや手指消毒の他、緊急処置用のガーゼやテープ等の衛生材料、アルコール綿、爪切り、使い捨て手袋、ビニール袋等が入っています。

訪問看護では、基本的に利用者さんの自宅にあるものを使用して処置を行うので、必要があれば、主治医から提供してもらったり、利用者に準備してもらいます。

9時30分~移動、訪問(2~3件)

移動手段は車や自転車、電動自転車です。利用者ひとり当たりの訪問時間は、大きく2パターンに分かれます。

通常の訪問であれば、30分~60分程度です。
利用者によっては、30分未満の訪問を実施する場合があります。

30分未満の訪問が必要な場合は、訪問看護開始時に主治医から発行される精神科訪問看護指示書に記載されているので、しっかりと確認する必要があります。

10時~1軒目訪問

訪問看護では、利用者の自宅に入らせてもらうので、マナーや挨拶は基本中の基本です。

玄関に入る前に上着を脱いだり、靴をそろえるなど、マナーを意識した振る舞いが利用者との信頼関係に繋がります。

自宅に入ったら、手指消毒または自宅の洗面所をお借りして、手洗いし、ケアを開始します。

訪問の際には、必ずバイタルサインの測定を行います。その他利用者に応じて必要な視診や触診、問診をし、アセスメントします。

普段と違う様子があれば、管理者に報告して指示を仰ぎます。ケアが終われば、次回訪問日を確認して退去します。

12時~お昼休憩

午前の訪問が終われば、お昼休憩を取ってほっと一息です。

13時30分~退院前カンファレンスに参加

訪問看護では、利用者の生活を支える為、多職種連携が重要です。

退院後に訪問看護を利用する場合、必要に応じて入院中に本人や家族、医師や病棟看護師、ソーシャルワーカー等を交えてカンファレンスを行うことがあります。

15時~訪問(2~3件)

午前の訪問と同様、利用者に必要なケアをします。家族ともお話することがあります。

訪問看護ステーションによっては、パソコンやタブレットを持ち運べるところがあるので、その場合は訪問毎に記録を作成します。

17時~ステーションに戻り、情報共有

ステーションに戻って、他のスタッフと情報共有します。退勤まで時間があれば、訪問看護計画の見直しや評価等の事務作業をします。

いかがでしたでしょうか?
訪問看護は、基本的にステーションの外に出ている時間が長いので、移動の時間などが気分転換になるという看護師もいます。

また、訪問中は利用者とじっくり関わることができるのも精神科訪問看護の魅力と言えます。

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【お読みいただいた方へ】
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、磁気刺激によるrTMS療法を先進的に取り組むなど、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
精神科医をはじめとした医療職はもちろんのこと、法人運営スタッフ(医療経験を問わない総合職)も随時募集しています。

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カテゴリー:こころみ医学  投稿日:2023年7月20日

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